〜録音データのテキスト化(Notta)〜[法務][IT]

 

 

tl;vdが自動でやってくれる要約は助かるのだけどレドも、出席者による会議の発言内容を、そのまま残しておきたいこともあると思う。そこで、零は、入社前の時間を使って、録音データを文字起こしするソフトウェアがないかを調べることにした。

 

 

nocca

1時間の音声を約5分で文字起こしをしてくれるのは嬉しい。

調べてみると、M4Aファイルとは、オーディオ専用のファイルフォーマットで、AppleiTunesiPodで広く使用され、AAC(Advanced Audio Coding)やALAC(Apple Lossless Audio Codec)のような高度な音声圧縮方式が採用されており、M4Aファイルは、MP3に比べてより良い音質を小さいファイルサイズで提供することができるといわれているファイルのような。ただ、MP3も使えるようだ。

 

ワークスペース新規作成

まずは、ワークスペースの作成を行う。

 

言語選択

せっかくなので英語でトライしてみようと思ったところ、英語だけでも複数選択できることはかなりの期待をいただくことができた。

 

翻訳情報の入力

マイク録音からインポートによる素材選択までできるらしい。

 

テキスト化の開始


一瞬で完成の通知が届いた。

 

作成されたファイル

フォルダの箇所で緑色で作成されたファイルを見つけることができる。

 

 

作成された文字起こしの内容

正確に英語が抽出された。

 

 

プレミアム機能

 

文書校正を押すとプレミアム機能の紹介ページに飛んだ。

1,200円/月なのであれば、一定の利用頻度(特に情報管理上問題のない場合)があるのであれば良い金額なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

~tl;vd(議事録作成ソフト)の利用〜[法務][IT]

 

入社前の時間を使ってAIソフトを利用してみようと思った零は、

まず、議事録作成ソフトのtl;vdをテスト利用してみようと思った。入社してからは、機密情報や社内のAIソフトの利用に関わる規程などの制約を受けそうだ。時間のある間にテスト利用をしてみたい。

 

tl;vd

tldv.io

 

tl;vdの機能

紹介ページを見てみると、下記の機能が紹介されていた。

グローバル企業にあって言語の障害を打破するだけでなく、会議の存在意義である議事録の作成や会議のワークフローの整備(しかも、slackなど、他社アプリにも連携可)までできるらしい。

  1. Zoom アプリまたはGoogle Meet Chrome 拡張機能を使って、無料で会議を録画できます。高画質のビデオとサウンドで通話をキャプチャし、会議後すぐに会議ライブラリにアクセスできます。ミーティングレコーダーを使えば、通話の瞬間をこれまで以上に簡単に共有できます。
  2. 話者検出機能で正確な会議録を瞬時に受け取ることができます。無料プラン は、ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、日本語、韓国語、ポルトガル語、およびその他の多くの言語をサポートしています。 ワンクリックで、あらゆる会議でのあらゆる話し言葉を検索できます。
  3. 会議中の重要な瞬間を、クリックやショートカットで簡単にまとめましょう。私たちのAIミーティングノートテイカーが瞬時にトピックを要約するので、会話に集中することができます。tl;dv 、あなたのミーティングに起こった最高の出来事です。ハンズダウンです。
  4. 会議中に議論されたトピックを検索すると、キーワードに関連するすべての議論を瞬時に検索して要約することができます。OOOの時に聞き逃した予算の話に追いついたり、クライアントと議論した内容を思い出したりできます。もう二度と、会議のインサイトを見逃したり、アクションポイントを忘れたりすることはありません!
    Notion、Google Docs、Slack、Salesforce、HubSpotなど、お気に入りのコラボレーション・プラットフォームやCRMとシームレスに統合できます。会議の瞬間や洞察をチームのワークスペースに直接共有できます。タブの切り替えは必要ありません!

 

インストール

とにもかくにもインストール

 

アクセス権を付与。

 


情報入力

簡単な情報を入力していく。

 

入力完了

さらりと登録は終わった。

 

 

さて、次は実利用だ。

ソフトウェアの利用が苦手な零に徐々に緊張感が走ってくる。今日はどんなトラブルが待っているのだろう。大抵、説明通りにいかない。

 

ここは画像より動画の方が体験がわかりやすいかもしれない。

youtu.be

 

議事録の内容は、無料とは思えない正確性を持っていた。

ただ、現状は、会社の公式の会議というよりは、ブレストなどを行うときの議事録作成に使うのがいいのかもしれない。なお、作成された議事録は、有料版になって初めて利用可能であるが、コピー&ペースをすることによって、無料でも使うことはできる。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ChatGPTの利用〜[法務][IT]

 

SHIFT AI代表の木内さん

音声ファイルの分割でさえ、

苦心して、なんとか完了した零であった。冷蔵庫から出した冷えた水を飲みながら、Xを見ていると、SHIFT AI代表の木内さんの投稿が目に止まった。

今でこそ、誰も知る単語となったChatGPTや、AI、LLMであるが、零は、木内さんの投稿を1年近く見ていた。以前は、どんどんリリースされるAIの情報を流していた木内さんの投稿であったが、最近は、AIの情報をまとめ、発信をされている。零は、木内さんの運用するLINEのグループにも入って、AI情報を掴もうとしていた。

 

AI利用の必要性

限りある時間は有効活用したいし、事務的なタスクはモチベーションが上がらないから機械にやってもらえると助かる。また、ChatGPTであれば、悩んだ時の相談相手になるかもしれない。そうして、零は、ChatGPTの有料プランを申し込んだ。

 

議事録の利用

木内さんが紹介されているものはいくつかあったが、法務業務とわかりやすく関係するものといえば、議事録であろう。もちろん、情報管理には気をつけないといけない。でも、時間を有効活用できることは嬉しい。入社前だからこそある勉強時間。零は、木内さんが紹介する議事録のソフトを利用してみることにした。

 

 

 

 

 

〜音声ファイルのトリミング〜[法務][IT]

 

 

音声ファイル分割の必要性

零は、自身の学習環境を整えようとしていたが、長尺の音声ファイルでは、学習の時間に区切りがつけにくいと考えて、音声ファイルをトリミングする方法を調べていた。

 

ソフトの紹介

WavePad音声編集ソフト

まず、Googleにて、「mac 音声 切り抜き」と検索をすると出てきたのは、WavePad音声編集ソフトというソフトだった。

お勧めソフトを紹介する田中さんの「Macでmp3ファイルをトリミングできるおすすめソフト及びトリミングする方法」という記事の中でも紹介されていた。

比較的高性能のものを利用したいというのであれば、このソフトを利用するのがいいのかもしれない。

 

iMovie

ただ、現時点で、零は、トリミングさえできればいいと思っていたので、Macに内蔵されているiMovieをまず利用してみることにした。

 

iMOvieがお出迎えしてくれる。

 

最初の画面

しかし、意気揚々と開いたのも束の間、画面上には、無味乾燥な画面が開いた。ワンクリックで一瞬にして操作性が分かるUIを期待していた。

 

対象ファイルのアップロード

ムービーの作成を開始するには、上のブラウザからビデオクリップや写真をドラッグ&ドロップしますということなので、素直に従って、対象ファイルをアップロードする。

 

トリミングしたい場所を特定する。

トリミングをしたい箇所まで聞き進めて、始点と思う箇所にきたら、一時停止ボタンを押して音声をストップする。止めた場所では薄い白線で上下に縦線が引かれる。

 

トリミング

緑色で表示された音声ファイルの左端にポインターをもってくると、幅を合わせられることが分かる。先ほど指定して、白の縦線で表示されている部分に重ねるようにして、始点を動かしていくと、一致した際、黄色の線が表示される。

同様にして、終点も確定する。

 

クリップの分割

右クリックして、黄色の縁が出てきたタイミングで、左クッリクを押すと「クリップを分割する」と表示されてくるので、クリックする。

ファイルが分割されて、2つのファイルが作成されるので不要な方をも削除する。

 

左に寄せる。

音声ファイルを左に寄せる。

ファイルを作成する。

右上にある「ファイルを書き出す」というボタンを押す。

 

作成ファイルの保管開始

次へを押す。

 

 

無事に進められたようなので、ファイル名と保管場所を確定する。

 

ファイルの確認

無事格納されていたようだ。

 

 

よかった。

 

 

ソフトウェアに疎い零としては頑張った方だった。

 

 

 

 

〜会食のメール〜洗練された会話のための英語表現集[法務][英語]

 

会食の連絡

まだ入社まで10日ある今日、人事から1通のメールが届いた。

 

零さん

 

お疲れ様です。

入社まであと10日になりましたね。

当社としては、零さんの一刻も早いご入社をお待ちしております。

 

ところで、零さんは9月17日の18時からは、ご都合あいますでしょうか。当社の取締役方々と、食事会にて、是非お会いいただきたいと思っております。

 

ご参加可否をお知らせ下さいませ。

 

容堂

 

 

零はメールを確認次第、すぐに返信をした。

容堂様

 

お疲れ様です。

私も一刻も早く業務を開始し、貴社に貢献できたらと思っています。

ところで、会食の当日は、英語でのコミュニケーションになりますでしょうか。多少は、英語に触れてはいるものの、流暢に英語を話すことができず、心配しております。

 

 

 

メール送信後、スマートフォンがすぐに鳴った。

零様

 

お疲れ様です。

おっしゃられる通り、当社役員や会食の参加者は、アメリカ人や中国人、香港人シンガポール人など、多数の国からの出身者が含まれます。そのため、会話に使われる言葉は、基本的には、英語になります。ただ、会食の当日、日本人も3名程度おりますので、会食中に時間を持て余すことはないと思います。

よろしくお願いします。

 

容堂

 

 

英語学習の始まり

零は自分が外資系企業に入社することを再認識した。

面談の場では、多少の英文契約書はやってきたことを言っていたが、外国人の中に混じって、入社初日から食事会で英語でコミュニケーションをとることは想定していなかった。

 

 

何か傷跡を残したいというほど大きなものではない。でも、外資系企業に入ったからこそのチャンスだ、役員と話をするチャンスだと思った。

 

零は日常英会話をやり直すことにした。

 

 

急ぎ、自分の本棚を見返すと日常会話にに関して3つの本が出てきた。

 

 

英語に関しては多数の書籍が出版されているが、零の中では、いくつかの選定基準がある。もちろん、選定基準に漏れた場合に使用しないというわけではない。ただ、継続的な勉強が必要である英語において、英語学習を習慣化できることは、零にとって、大事だった。

  • 難易度があっていること(知らない単語ばかりであると、英語学習を習慣化できない。)
  • フォントが一律で紹介された文書がすぐに目が止まること(文字のサイズやフォント、カラーが異なると機械的に多数の文書を読むことができない。もちろん、文法の説明をする類の書籍であれば、文字のサイズ等を変えることが有効に機能することもあるだろう。でも、日常会話としてよく使われる文書を多数習得したい零にとって、文字のサイズ等を変更は邪魔になる)

 

洗練された会話のための英語表現集

 

零は「洗練された会話のための英語表現集」に取り掛かることにした。

①毎日、最低限1章を進めることと、②学習の際には前回の章を振り返ることで復習することとした。これを繰り返していれば、本を読み終わる頃には、およそ、この本の内容を暗記できているだろうという算段だ。この本を終えたら次の本に取り掛かる。常に英語学習の時間を設けて、英語力を向上させることにした。

そのあとは「場面別ビジネス英会話: 決まり表現&シーン別英語実況中継」を使って、日常のビジネスシーンに合わせていく。これと同時に英文契約書に関係する本を読み始めて、1日1章進めていく予定だ。

 

 

習慣化のコツは、基本的に達成できるものにしておくということだと思う。

 

 

洗練された会話のための英語表現集の良いところは、

  1. 章ごとに一つの表現について、何度も同じ表現を使った文書が紹介されている(従って否が応にもその表現が頭に入る。
  2. 英語→日本語の順序で書かれているため、英語脳の蓄積に良い。

 

しかし、この本は、

  1. 同じ表現が繰り返される結果、少し飽きが生まれる。
  2. また、この本特有のものではないが、疲れている時に本を読みたいと思えないことがある。
  3. 加えて、零の英語の実力では、実際の英語利用場面において、その表現を思い出すことができない。

 

そこで、

  1. 時間を把握する(下記の作業をすると1節あたり10分程度。これによって、隙間時間にやれるかどうかを確認できる。)。
  2. すべての文書を実際に話をしていることをイメージして読んでいく。
  3. 読む際には、ゆっくり単語の意味を確かめながら読んでいく。目を瞑って文書を読み返すことなどはしなくていい。ただし、意味を感覚的に理解できるまでは、何度でも読み返す。
  4. 必要だと思うフレーズはメモする。
  5. その節のレイアウトを整える(フォントと文字間隔を整える)
  6. 実際に会話をしているイメージで、そのペースで書いていく。
  7. 1文を暗記する。
  8. まずは1周やってしまう。
  9. その際には、1セッションあたりにかかる時間を測定し、終わりのない勉強を開始しない。

そこで、

  1. その際、一番使いそうな英語表現について、日本語→英語で転記しておく。
  2. 上記表現については、テキスト読み上げソフトを使って、聞くだけで良い状況にしておくことを考えた。

 

日常の英会話を振り返るとここに書かれた文書を使いこなせれば良さそうだという感覚を感じることができていた。

音声がこちらにあることも発見した。

https://www.beret.co.jp/book/42389

 

一旦は、この本だけやれば日常会話の大部分が成立するのではないかと思った。あとは、単語と慣用表現となるが、場面別と辞典で足りそう。

 

 

入社前

 

 

2023年9月-

残暑というにはまだ暑さも厳しく、歩いているだけでも汗がしたたる。

 

 

零は、国家公務員として職歴をスタートし、その後、製造業、金融業の法務担当者として、法務室の立ち上げを行うなどしてきた。

今月、零は、グローバル企業として、アプリ開発と運営を行うベンチャー企業に転職する。新しい会社で4社目となる

 

零は、まだ新しい会社で、どのような法務知識が必要となり、どのようなスキルが必要になるかを知らない。

しかし、零は、すでに30代を迎える。自身のキャリアの一つの節目として、自分の経験を最大限活かすことを決めていた。

 

 

零に任された業務は、

中間管理職として、契約書審査を行いつつ、新規事業に関わる法令調査、内部統制構築に関わる業務を行っていくことだった。